雑記41 – インフラストラクチャー

インフラストラクチャーについて書いてみたいと思います。現代の日本においては、公共事業と訳してしまっても構わないかと思います。

 

塩野七生さんからの引用ですが、インフラ(下部)もストラクチャー(構造)もどちらも古代ローマで使用されていたラテン語を起源としております。

ただ、当時のローマでは現在のような使われ方はされていないようで、同じように使われている言葉を意訳すると「人が人らしく生きるために行う、大事業」だそうです。

当然のような意味深のような複雑な心境になります。

 

ローマ帝国の土建好きはローマ街道という道に現れているとおり、とにかく石でしっかりと作ることを旨としていたようです。

西ローマ帝国が滅亡して、200年の後東ローマ帝国の人がローマを訪れ、その街道に感嘆したそうです。

50年おきにメンテナンスされていたそうですが、メンテナンスがされなくなっても200年はまだなんとか維持できたようですが、

現在のローマ街道は内部構造だけしか残っていない、でこぼこ道になってしまいました。

 

それと同時に水道も発達していました。古代ローマの水道橋は複数のアーチで支えられ、とても美しい姿が印象的です。尤もこれも外装が剥がされていますが。

ローマは現在でも水が豊富で、当時から水には困っていなかったようですが、紀元前300年頃、当時の執政官アッピウスという人が、

今後ローマが拡大してゆくであろうことを予測して、街道と水道を作り始めたのがきっかけのようです。

塩野さんは同じ時期に東洋でも巨大な建造物が建築されることを引き合いに出し、比べます。万里の長城です。

 

街道も長城も同じく軍事を目的として建造されました。方や外部からの侵入を防ぐため、方や内部の機動性を高めるため。

街道は平時に流通を促進します。入り交じることで生き残る道を見出したか、拒絶することで生き残る道を見出したか、その後の歴史を考えるとどちらが良いのか分かりません。

そういえば、司馬遼太郎さんは匈奴などの蛮族と呼ばれる人々に強い関心を抱きました。中国という文明に憧れ、長い歴史の中であたかもピストン運動のように

長城に対して突進を繰り返す様に、彼らの息吹や鼓動を感じる。というようなことを書いていたかと思います。

 

話が飛びましたが、当時のローマでは場所の行き来と水の確保が人としての最低限の権利だったようです。

そして、これは一般にハードインフラと呼ばれるものです。

 

ソフトインフラの代表格である教育、医療についても塩野さんは書いております。

ユリウス・カエサルが制定した法によると医師、教師に対してはローマ市民権を付与されたそうです。

属州から優秀な人達が集まったようです。この法の見事な点は当代限りの市民権で、子供に譲渡はできないことにありました。

そして、国としては教育、医療に全くお金を掛けませんでした。今でいう小さい政府、というやつです。

国が建てるハコモノ、フォルム(フォーラムの語源)と呼ばれる巨大な建物があり、その中にテナントとして個人経営の塾や開業医が入ったそうです。

フォルムにはその他にも様々な施設があり、現代で同じようなものを探すと、ららぽーとやレイクタウンのようなものかと思います。

 

現代の日本では国の収入の殆どはソフトインフラに消えてゆきます。個人の家計と国の財政を比較することは大変危険なことではありますが、

収入の殆どが医療に消えてゆくというのはいかがなものか?とやはり思ってしまいます。

 

現代の日本においては自民党の55年体制により、日本全土にインフラ整備を施しました。

人によっては日本で初めて重機という名の奴隷を得て、使い方を誤ったのだろう。と分析する人もいます。

奴婢という言葉がありますが、中国の言葉で当時の日本の土着の農民に対して同じようなものだろう、と付けられただけであって奴隷ではありませんでした。

コンクリートで行われるハードインフラは自然界に大きな影響を及ぼします。生態系が大きく変わります。

最近では食物連鎖、ではなく食物連網と呼ばれたりもしますが、要するに人間が考えている以上に自然界は複雑で入り組んでいます。

そういった事実を見ようともせず、経済の発展はインフラにありそれで土建屋が潤い街が潤い経済が発展する。

という短絡的な発想をする政治家の発言を聞くと、なんともやりきれない気持ちになってしまいます。

 

自然と人工、うまく表現する言葉はないのか?考えていると養老孟司さんがうまい言い方をしておりました。

人工物は手入れをしなければ維持ができないが、自然とは何もしなくてもしばしば増殖する。だそうです。それに自然は安定する。と加えると尚いいかと思います。

大工を集めておいたら四国と本州を繋ぐ橋が4つも出来た。ではないだろう。とも書いておりました。思わず笑ってしまいます。

どうも四国の人たちの本州と繋がりたい、という強度な重みが政治となり橋が出来た。と解釈するほうが良いように思います。

 

現代の巨大なインフラはお金がかかります。たくさんの人口があれば、それをペイできるだけのものになりますが、人口が少なくなれば損をすることになります。

地方自治体は補助金制度の名のもとに多くのインフラを建築しましたが、小泉改革により制度がなくなり梯子を外された格好となってしまいました。

 

現在の日本は借金大国と呼ばれております。良く一人当たり700万だか800万の借金を背負わされている。と聞きます。今はもっと増えているかも知れません。

しかし、他の国と違うのはその借金は同じ日本人からしているので大丈夫。とも言われます。

要するに国が発行する国債を日本の銀行が買っています。日本の銀行には主に日本人がお金を預けているのでそういった構造が成り立ちます。

大丈夫、というのは江戸時代にあった徳政令を発令してしまえば良い。という事でもあるかと思います。

当時の武家は歳入よりも歳出が上回り、先祖代々借金を積み重ねていました。中には耐えられなくなり家名を売って逃げ出す人もいました。

それを見かねた幕府が徳政令を敷き、借金をチャラにしました。商人はたまったものでは無かったかと思います。

 

それに対して、現在では地方の財政が破綻しかけています。法整備が整っていないことを良い事に、外国人が日本の森林や水資源のある土地を買いあさっているそうです。

その理由は、多様性のある森林に価値を見出したり、これから起こるであろう世界的な水の取り合いに備えて、だそうです。

国は潰れないが、地方が潰れる。という人もいます。

幕末江戸幕府はフランスに対して国を担保にお金を借りようとしていましたが、なんだかそれを彷彿とさせます。

 

長野県の上条村というところでは大きな改革が行われたそうです。

民間から来た村長は、役所の改革を行った後、村民の意識の改革を行ったそうです。

土建屋さんに道路を作ってもらうと数百万かかるところを、材料費20万だけで道を作ってしまいました。

村民が作った道です。人が集まれば道路の作り方を知っている人くらいいるだろう。と始めたそうです。

初めは嫌がっていた人たちも、自分たちで道を作る喜び、その後打ち上げで仲間と酌み交わす場を得て共同体意識が出来上がったそうです。

村民が作った道には記念に出来た日付を入れるそうです。古代ローマ帝国でも私道がたくさんありましたが、同じようにモニュメントも立てたそうです。

そこでは巨大な浄水施設は建造せずに、戸別に簡易的なものを取り付けたそうです。

他の自治体では補助金でそれを建て、赤字を止めることができない。等と話しておりました。

 

どうも歴史とは色々な力学が混じりあいとても面白い様相を見せてくれます。

最近は非線形科学、というものを少し勉強しています。新たな観点を得た気分です。

雑記40 – ハレとケ

以前日本の技術について書こうとしましたが、どういった切り口で書くべきか色々と考えておりましたが、どうもこれが一番よさそうな気がします。

日本では太古の昔からハレ(晴れ)とケ(穢)、もしくはマガレ(曲れ)という概念がありました。

この考えが日本人に多大な影響を影ながら及ぼしていることを指摘する人はたくさんいます。

ただ浄、不浄という事であれば日本以外の国でも当然のようにあります。

では、それらとどう行ったところが違うのだろうか?調べたり考えたりしたことを書いてみます。

 

そもそも自分が日本の技術について書こうと思ったときは、アンチテーゼというような気概を持っておりました。

それは養老孟司さんがどこかで書かれておりましたが、日本が技術大国である。という認識は迷信に過ぎない。

という考えに対して反論めいたものを書こうと思っておりましたが、どうも調べたりテレビを見たりして考えていると、

確かにそうかも知れない。という思いが少しずつ出てきて中々書けずにおりました。

 

養老さんが書いていることを簡単に書くと、戦後の日本はそれまでの絶対的な天皇制から抜け出て精神的な柱を失った、

その新たな拠り所としてモノ、構造という視覚的で明確な精神的支柱を見出した。ということです。

唯物論というものがあります。これも端的に説明してしまうと、この世のものは全て分子等の物質で構成されており、それ以下でもそれ以上でもない。

ということで、共産主義思想とセットになって発展し、ソビエト連邦を形成しました。

ソビエト連邦が出来た当時、ロシア正教の聖職者は不要な物として確か20万人粛清されたかと思います。要するに殺されました。

ちなみにソビエト連邦が崩壊し、現在もそうなのか知りませんがロシアはバブルに入りました。

各地で建築ラッシュが起こり、そのうちで最も多く建てられた建造物がロシア正教の教会だそうです。

現在のロシアではロシア正教の力がとても強く、大統領であってもそれは無視することができないそうです。

 

以前テレビでソビエト連邦当時、大学で物理学を教えていた教授を取材していました。

唯物論と物理学により、その人はモノ以外には価値を認めない。という人でしたが、崩壊後全てを失い途方に暮れたそうです。

その後脳の病を患い、死線をさまよいながらも生きながらえ、全く気力を失っていたそうですが、その人の奥さんはロシア正教の信徒で、

ソビエト当時も隠れてお祈りをしていたそうですが、その後旦那さんも一緒にお祈りをするようになったそうです。

そして、最後には「宗教は信じないがこういうのも悪くはない。」と言うまでになっていました。

ちょっと話がずれました。

 

若干今の日本に重なるところがあります。バブルが崩壊し技術への自信も揺らいだ日本人はスピリチュアルに傾倒しました。

ただ、面白いのは現在古本屋でたたき売りされているものの多くにスピリチュアルなものがあることでしょうか。流行り好きな国民性が見えます。

ここにハレとケがあるように思います。

司馬遼太郎がどこかで書かれておりましたが、日本人は言葉に対して敏感で、使い古した言葉を使うことを嫌い、特に汚いものはよく変わることを指摘します。

雪隠、厠、便所、トイレ。今ではレストルーム、パウダールームでしょうか?

面白いことに最後の方は英語です。ここにも国民性の面白さがあります。

外から来た金ピカの仏像を崇めるように、エレガントな英語を据えて綺麗さを演出します。

 

またテレビの話ですが、リストラされたエンジニアがインタビューに答えていました。

なぜ、日本は韓国に負けたのか?ということだったかと思います。その答えは、日本の技術者は技術を神聖視するあまり、出来る限りの技術を駆使し、

全てを詰め込んでしまった。その結果コストがかさみ廉価な物を作ることができなかった。と答えていました。

もちろん、全てに当てはまることではありませんが、なんだか分かる気がします。

 

江戸時代の日本は流動性が無いように言われることがありますが、当時の人達は今の日本人と変わらず旅行が好きでした。

主に伊勢神宮に行くことが目的だったようです。そして、今の日本人と変わらず風呂が好きでした。

宿を継いで行く旅行で、今と違い遅くなると風呂が汚れます。最後の方はドロドロとしていたそうですが、きれいな風呂に入りたいばかりに、

日が出る前に次の宿に向かって旅立つ人もいたそうです。

そして、その旅に欠かせないのが携帯用の日用品です。矢立や携帯用の行燈などがありました。どれも技工が凝らされていて、見ているだけで楽しくなります。

 

そういえば、幕末の日本に新式の鉄砲が入ってきた時に、新たな発明品には到底及びもつかなかったそうですが、

同じ火縄銃であれば、日本のものの方が優れていたそうです。これもなんだか日本らしく感じてしまいます。

 

技術についてはまた気が向いたときにまとめてみたいと思います。

Sculptris – 20

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突然のSculptrisです。

ポリゴンでキャラを作っていたのですが、手をポチポチと作っている時にふと思ってしまいました。

どうにもめんどくさい。

ポリゴンの流れを見ながら、形状を見ながら作るのは二度手間だなぁ、などと考えSculptrisで作ってみようと思い立ちました。

どれだけ遠回りをするのだよ。と自分で突っ込みたくなるところですが、とにかく初めて見ました。

 

よくよく考えると、今までポリゴンかサブディビジョンでしか作ったことがなく、今回初めての挑戦でしたが勉強になります。

ポリゴンで作ることを前提とすると、特にゲームの場合はローポリになりがちです。

要するにすでに抽象化を前提として作ることになるので、ここの構造はこうであるべき。という事がありきで作ります。

というか、実際はそれすらも意識の上に乗せずに作ります。

 

Sculptrisでは、ポリゴンの流れとか関係ないので純粋に形を追うことができます。なるほどねぇ、こうなっていたんだ。と感心してしまいます。

まだ途中ですが、しかし難しい。

昔木炭デッサンをしていた頃に、やり直しをしすぎて木炭紙を汚してしまい消すことも描くこともままならなくなり

画面全体のトーンが似通ってしまった事を思い出します。

 

手は様々な表情を持ち、多くの情報を伝えてくれます。

なので、人も無意識的に手の形状に対して敏感になります。

なので、少しの違いを見極めることができますが、それを作ってみろ。となると話は変わります。

常識が余計なフィルタとなり事実をねじ曲げる。よくある話です。だからデッサンは難しい。

 

うーん、今に始まったことではありませんが、このサイトも随分と遠回りしているなぁ、と呆れるばかりです。

一周して丁度良いくらいになることを目指せたらいいなぁ、等と考えております。意味不明ですが。

modo501その7

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なんだか無駄に時間がかかっております、、何度か作り直しました。

どうにもポリゴンの並びが気になり、ついつい4角形だけで作ろうとしてしまいます。

 

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以前Sculptrisで作ったものをmodoに読み込んでみました。

ビューで表現されている質感は、リフレクションによるものです。Luxologyのフォーラムにあったものを拝借しました。ちなみにこちらです。

そのたスカルプトに便利なレイアウトが入っておりますが、これを適用すると色々なところが英語にされてしまいます。

職場の環境で実験して、自宅の環境には入れませんでした。

 

リトポは3D-coatの方が強いのでしょうか?使っている人から聞いた話ではまだそうでもない。ということも聞きます。

もうちょっと便利になってほしいなぁ、等と思いつつ、ついついのめり込んでしまいます。盆栽の手入れのようです。やったことはありませんが。

 

そういえば、そのフォーラムですごいアニメーションが紹介されていましたので、ついでに張っておきます。

 

空いた口が塞がらない。見ていて気持ちが良くなります。

Blender – unlimited clay

Luxologyのフォーラムで話題になっていたものを見つけました。

以前Blenderの事を書いたかと思いますが、見つけることができませんでした。(大してよく探していませんで、、)

 

アダプティブサブディビジョン、ダイナミックサブディビジョンの機能が進化するそうです。

こちらです。

どうもSculptrisのアルゴリズムを真似たようです。

動画でそれ以前とそれ以後のものが見られますが、ずいぶん良くなっているようです。

まだ実装されていないそうなので、楽しみです。

 

しかし、オープンソースのツールは凄まじい勢いで進化してゆきますね、、

他の機能を見てもタダとは思えないほど豊富な機能が揃っています。

 

今後スカルプトという技法はどう行った形で進化してゆくのでしょうか?

個人的にはアダプティブサブディビジョンが好きなのですが、サブディビジョンでなければ

ZBrushのような速度はマシンスペックが余程上がらない限りは無理だと思います。

やはりあの速さは不可能を可能にする力があります。

ともかく楽しみです。

 

うーん、去年の中程からでしょうか?今更ながらにこのサイト重いです、、

sqlの最適化というのをしてみましたが、殆ど変わりはないようです。

キャッシュを使うと管理が面倒になるのでどうにも使う気になれませんが、この重さは重症です。

そのうち気が向いたら最適化を試みます。

雑記39 – エコと経済

しばらくポリゴンモデリングに専念しますので、久しぶりに雑記を書きます。

 

副題を付けてみました。エコロジーとエコノミー(経済)について書いてみようかと思います。

どちらもギリシャ語のオイコス(家)が語源です。

民主主義の発祥の地でもある古代ギリシアでは、一家の運営というものが重要視されていたそうで、エコノミー(家政)という言葉が使われていました。

エコノミーという言い方は英語読みですが、要は当時個人の最小単位だったのだろうと思います。

しかし、当時の民主主義は奴隷制度によって支えられていたことを加味しなければならないかと思います。

 

それに対してエコロジーは19世紀に造語された言葉で、オイコスとロゴス(理論)をくっ付けてできた言葉です。

産業革命の後、先進国では汚染問題が出てきたことに端を発します。

最近では流行語にも選ばれないくらいに世間に浸透した言葉になりました。

 

国際会議を見ても分かるとおり、この二つの言葉は水と油のように相反するようで、語源が同じだという事実からすると皮肉のようにも感じてしまいます。

いい年した大人が集まって努力目標を掲げるだけで終わってしまうようです。

 

そして、最近ではエコロジーといえば二酸化炭素問題が必ず結び付けられて出てきます。

むしろエコロジー=二酸化炭素の排出問題、となってしまっているようです。

そもそも地球上の大気の0.04%でしかない二酸化炭素が温暖化に大きく寄与することは物理的にも考えられない。と物理学者は言います。

二酸化炭素=地球温暖化、の図式を作ったのはEUです。

ヨーロッパの国々は不安定な情勢の中東にエネルギーを依存することを避け、自前で何とかする道を探りました。

その一つが原子力発電です。原子力発電は二酸化炭素を出しません。

最近宣伝でクリーンエネルギーとして謳われています。本気で言っているのか正気で言っているのか、唖然としてしまいます。

 

火力発電も原子力発電も乱暴に言ってしまえば同じ原理で、熱でお湯を作り蒸気でタービンを回し電気を作ります。

熱というエネルギーが動力に変換され、電力になる。エネルギーは変換されるごとに無駄が出ます。

火力発電で熱効率が50%位だそうです。要はエネルギーが半分失われます。原子力に至っては30%から40%だそうです。

尚且つ原子力発電の場合は、原子炉を冷やすために水が使われます。

正確な数字は忘れましたが、1基の原子炉を冷やすのに一年で、利根川の年間排水量の9倍の海水を4度上昇させて海に返すそうです。

世界には600基ほどがあるようです。

 

日本が排出している二酸化炭素は人間が排出しているであろう二酸化炭素のうち9%を占めるそうです。

新しい情報は知りませんが、アメリカは40%です。もしかすると現在では中国が追い抜いているかも知れません。

京都議定書では、その日本が更なる削減を掲げ、さらに前首相は就任早々更なる削減を掲げ世界の失笑を買っていました。

どうやら他国から排出権を税金を使って買っているようです。

そもそも厳密な計測もできずに、それがどの程度の影響であるかも分からないものにお金が発生します。

どちらも理論上のものだから何も無い。とも言えなくもないかも知れませんが、ちょっとひどい。と思ってしまいます。

 

そして、経済の話です。

経済に関しては全くの素人なので書くのも憚られるのですが、個人的に思っていることを書いてみます。

金本位体制、というものがありました。

要は鉱物の金を貨幣に、もしくはそれに見合った価値を持った紙幣を使った経済です。

それが無くなったのが、ニクソンショックと呼ばれるものだと思います。

経済が大きくなりすぎ、金が少なくなった、という理由とアメリカの経済は右肩上がりに発展し続ける。

という理由により、金という物質ではなくアメリカのサービス、もしくはアメリカの信用を価値と決めて取引されるようになった。と解釈して問題ないかと思っております。

 

個人的にはこの金本位体制、というものが疑問でした。

古代ローマでは銀本位体制から金本位体制に変わり、その後金の含有率を少なくすることで、貨幣としての価値が少なくなり、インフレが起こりました。

お金の価値が下がると、相対的に物の価値が上がる。その理屈は分からないでもないのですが、どうにも府に落ちません。

そもそも含有率を人々は測定できたのであろうか?時代劇で小判をかじるシーンが昔ありましたが、どうもそれでは分からないようです。

噂なり憶測なりがそれとなく伝わり、どうやら価値が下がったらしい。ということが世間に浸透し、テンションが下がった。と言われると分かります。

詳しく調べていないので分かりませんが、どうやら経済とはそういうもののようです。

経済学者は1万円に1万円の価値があるのは人々がそれを認めているからだ。と言います。要は気持ちの問題です。

 

ニクソンショック以降、信用までもお金にしてしまった経済は信用が失われて破綻しました。

サブプライムローンというのは、自分が住む家を担保にしてお金を借りた人たちによって作られた複数の債権をミンチ肉のように加工し、

格付け会社が丁寧にラッピングしたからバカ売れだったようです。

昔アメリカでは加工されたミンチ肉は買わないほうが良い。と言われていたそうですが、それを経済でやってしまったようです。

 

有りもしないところからお金が発生し、有りもしない所へと消えてゆく。

その下で人々が汗水流して働いている。

もはや悲劇を通り越して喜劇にすら見えてきます。

 

そういえば、西洋人でこんなことを言った人がいました。

人間とは所詮三文役者だ、突然舞台に現れ所狭しと舞台を飛び跳ねたかと思うと突然消えていなくなる。

なんともシニカルな雰囲気が伝わってきます。

同じことを日本人が言うと、

ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。

完全なえこ贔屓ですが、こっちのほうが美しい。

modo501その6

職場でやったことなので、スクリーンショットが取れませんでしたが、ZBrushとmodoのスカルプトを試してみました。

modoでキューブを作成し、スムージングをかけたものをZBrushに持って行ってどれくらいまで耐えられるか試しました。

 

ZBrushのSDSレベルを6まで上げる。という縛りでテストしました。

一、二回かけたくらいではどちらも全く問題はありません。ただ、modoの場合最高レベル(この場合ZBrushに合わせて6)に到達すると

描き始めに重さを感じます。

スムースを繰り返し、ポリゴンの状態で1万ちょっとにしてからテストしました。

SDSレベルを6まで上げるとZBrushでは、600万ポイント(6000万の間違い?)、modoでは5000万ポリゴンと表示されます。

ZBrushでは全く問題なく動作します。重さは全く感じません。

対してmodoはすでに無理な状態です。ビューの操作くらいは問題ないのですが、スカルプトが出来るレベルではありませんでした。

試しにフリーズして同じポイント数になるのか見てみましたが、メモリが足りずにフリーズできませんでした。

20GB以上入っていてもダメなようです。

 

改めてZBrushの凄さを感じます。

どうもmodoはデータの持ち方がちょっと変なのではないか?と思ってしまいます。

以前仕事で使ったときに、渡されたfbxの背景データを開いてみましたが、MayaやXSIでは全く問題なく表示できるシーンが

modoではビューを操作することもできないくらい重くなっていました。読み込みにも異常に時間がかかりました。

 

データの持ち方が改善されればZBrush程、とまでは言わないまでも、もう少しマシになるのでしょうか?

普段使っている分には今のところそれ程不自由はしていないのですが。

 

そういえば、最近は仕事でも遊びでもポリゴンモデリングをしなくなりました。

久しぶりに挑戦していますが、あまりのヘタさ加減にげんなりしています。

アダプティブサブディビジョンとPSDSを融合した3Dツールというものは出ないものでしょうか?

 

そんな夢想を繰り広げていないで、モデリング練習しよう。

modo501その5

20110106a

久しぶりのレンダリング画像です。

ヘアーのテストをしています。

プレビューが速くなったので、調整しやすくなったのですが、やはり難しいです。

これを作って分かったことは、いじりたいガイドを選択して部分的に櫛をかけると良さそうだ。ということです。

途中で気がつきました。

そして、もう一つ。パラメータに頼らずにガイドを増やして頑張ったほうが良さそうだ。

これは、前から思っていたのですが忘れていました。

今回色々やっていて最後になって思い出しました。次からはそれを生かさないといけないなぁ。

 

そういえば、ツールハンドルの表示トグルですが、見つけました。

ビュー>ツールハンドル>描画スタイル>

で変更ができます。

「0」キーのショートカットに割り当てられているスクリプトを見てみましたが、特に問題はなさそうでした。

記述されているコマンド一つ一つを実行するときちんと実行されます。良く分かりません。

 

ちなみにこのレンダリングは2分ちょっとです。ずいぶん早くなりました。

 

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恥さらしついでにもう一つ。

PSDSでのモデリングに慣れるために遊んでみました。

意味なくスカルプともしてみました。

100万ポリゴンくらいですが、この程度ならまだ余裕でモデリングできます。

 

もうちょっとちゃんとした物作らないとなぁ、、

modo501その4

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サブディビジョンを解除したモデルを用意し、タンジェントのノーマルマップをベイクしてみました。

約8000ポリゴンです。

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つなぎ目はうまくいっているようにも見えますが、完璧ではありません。

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何も考えずにUVパックで整列させただけなので、UVの方向が合っていません。

なので、タンジェントのノーマルはちぐはぐになっています。

でもUV境界がつながらないのはそれだけが原因ではないように思います。

 

ZBrushではマップを出力するときにそういった事は無いかと思います。

そもそも、それ程ZBrushを使い倒したわけではないので詳しく分かりませんが、

一度2D処理を介することで可能にしていることかと思います。

その他の3Dソフトでは3Dで考えることから初めているので、処理の速度と2Dを介する独特の手法にかないません。

 

頂点カラーにしてもそうですが、ここまで出来るのならばもう少しできて欲しい。ということが多々あります。

うーん、つくづくZBrushはすごいなぁ、という感想を抱きます。

 

しかし、地味にプロシージャルが大量に増えていたり、細かいところで強力な機能が増えています。

先が見えているもうちょっとの部分をサポートしてもらえるとかなり嬉しいのですが、如何ともし難いものです。

 

PSDSのモデリングに慣れるように練習していますが、これも今のところ頂点単位でウェイトを設定することが出来なさそうです。

頂点に対してウェイトはかかるのですが、その頂点に含まれるエッジ全てにウェイトがかかります。

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こんな感じに一つの頂点を選択して、ウェイトを設定すると共有するエッジにかかってしまうようです。こういうモノなのでしょうか?

Mayaでは確か頂点単位でウェイトが掛けられたように思います。

それと、画像で用意した16bitのディスプレイスメントマップをジオメトリに対してスカルプトとして適用することも出来なさそうです。

うーん、もどかしい。

 

スカルプト関連ばかり調べていますが、今後それ以外の機能も気が向いたら調べてみます。

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