リフレクションマップの作成
唐突ですが、リフレクションマップの作成について書きます。
事の発端はmodoのリアルタイムビューで、うまい具合に質感を反映できないものか。
ということでした。
ZBrushをいじっている時に、マテリアルを少し見てみたのですが、
どうも外部ツールでレンダリングした画像をマテリアルとして使用できる。
というような事が書いてあったので、やってみました。
外部ツールで球体を作成し、それにマテリアルを設定し、
レンダリングする時にその球体が画面からはみ出るくらいの大きさにして
レンダリングした画像を使う。という事でした。
何のことやらよく解らん。と、試しにやってみると。
どうもその画像をリフレクションマップのようにして使い、
法線に合わせて画像をオブジェクトにテクスチャリングしている。と、いった感じでした。
やってみると、なるほど、これは確かに計算も軽そうだしかなり良い具合にできる。
と思い。それをmodoでやってみようと試してみました。
以前どこかの記事で、ビューポートを「リフレクション」シェード(?)にした時の
画像を変えられる。
というものを読んだ記憶を頼りにやってみました。
C:\Program Files\Luxology\modo 401\resrc\
の中にある。
reflect_**.tga
という6つのファイルを入れ替えてしまえば良い。という事でした。
そして、これが新たに設定した画像を適用したものです。
プレビューされているものとリフレクションに設定されている物は若干違うのですが、
それ以上に物が違います。
フレネルが球体の端ではなく、少し中よりになり、リング上になってしまっているのが見えます。
画面下のビューポートです。
なんとも残念な結果です。
もう少し試行錯誤する必要がありそうです。
と、なんとも中途半端な状態ですが、一応区切りがついたので、解説します。
まず、左上でプレビューされているものが今回人を作っている過程でできたマテリアルです。
テクスチャは使っていないので、ある程度のカラーの値を適用しています。
要はこれがプレビューでなく、リアルタイムビューで見られれば良い訳です。
リフレクションマップのように機能するのであれば、理論的には可能なのではないか?
というのが動機です。
ZBrushと同じような方法でリフレクションマップを作成できないものか、
と、modoで使われているリフレクションマップを見ると、どうも立方体が展開されたような絵になっています。
では、球体を、「四角形ボール」で作り、アウトプットをベイクしたものを使えば、同じことではないのか?
と思い立ち、やってみました。
先程の球体でもそうなのですが、やはりフレネルが問題です。
クリスタルボーイのようです。(古いですが)
なぜもっと際で明るくなってくれないのでしょうか。
そして、これを作るときについでにフォトショップで読み込んだ画像を分割するスクリプトも作ってみました。
今回作ったシーンと一緒に入れておくので、良かったら使ってください。
使い方は、
modoのシーンを読み込み、マテリアルを設定し、UVを選択した上で、
「レンダー出力へベイク」を実行し、リフレクションマップの元をレンダリングします。
それを適当な名前を付けて、適当な場所に保存します。
フォトショップのスクリプトを、
C:\Program Files (x86)\Adobe\Photoshop 7.0\プリセット\Scripts\
などに入れておきます。(ちなみに7.0では正常に動きませんでした。CS3で動作確認しております)
フォトショップを起動し、レンダリングした画像を読み込みます。
すみません、今手元にCSが無いので、コマンドがどこにあるのか分かりませんが、「ファイル」メニュー
のどこかにあります。
それを実行すると、レンダリングされた画像と同じフォルダに、必要なtgaファイルが作成されます。
それを、
C:\Program Files\Luxology\modo 401\resrc\
に上書きすると、リフレクションマップが書き換えられます。
気が向いたらフレネルを良い具合にするよう、やってみようかと思いますが、
どうもmodoのベイクの仕様のような気がします。
入射角を使えば良いのかな?
まぁ、何にせよ。一日しかやっていないので大したことは言えません。
では、データを置いておきます。ご自由にお使いください。
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