レビュー – ZBrush スタジオプロジェクト: リアルゲームキャラクター


文章を読んで、ビデオをひと通り見ました。
実際の制作には入っておりませんが、解説されているブラシを試しています。まだそんな段階です。

 

ツールの特性もあり、普通の解説書とは内容が異なる部分が多いです。
どちらかというと、技巧書、とでも言うべきなのでしょうか?デッサンの描き方などを書いている本に近いかと思います。
本の中にあった、測るのは一回、切るのは二回。という言葉に感銘を受けました。
学生時代、散々測ることの重要性を教わりました。人間の脳は忘れやすいので、測らないで描くと大抵間違います。

 

本全体は個人的には今ひとつな印象です。
作り方などは、一般化した過程を追ってゆきますが、現場では一般的な使い方で通用する場合の方が少ないです。
より広い人たちに伝えることを目的としているので、仕方が無いかと思いますが、もう少し偏っていても良いかと思いました。
もっとも一般的すぎてある意味偏っているようにも見えます。日本人の作り方ではない。そんな印象です。

 

さすが西洋の方、といった感じに面を取ることを大事にします。
そのために「TrimDynamic」や「hPolish」などのブラシを使い、面をきれいに取る事を薦めています。
と、そこで「ClayBuildup」ブラシの存在を思い出し、再び使ってみました。
どうもこのブラシは自分には合わない、高度なものなのだ。と、いう印象がありましたが、今回使ってみて、自分でも使えそうだ。ということに少し気が付きました。
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いい例ではありませんが、こんな感じです。ZBrushに元々入っている犬のモデルを加工しました。
筆圧に気をつけて、スムースを少し強めにすれば、大分でこぼこも無くなる。という普通の事が分かりました。
そして、やはりこのブラシの優れたところは「そこ」に的確に形が追加できることだと思います。
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そして、こちらがPolishブラシを使った例です。これも例が良くはないのですが、使った印象としては、野菜の皮をむくピーラーのように感じました。
さらに強いのが、Trimぶらしです。木ベラのような感じでしょうか?
昔彫塑を学んだ時に、細かい形を作っていたら、先生に木ベラで「まだその段階ではない。」と言ってごっそり削られた事を思い出します。
その時は「こんちくしょう」と思いましたが、しばらく時間が経過し、再び同じように細かい形に入る段階になったら作りやすくなっていたことに気が付きました。
大元の形がしっかりできていると、小さい形は必然のように出来てしまう。ということをその時学びました。

 

話が飛んだついでに、もっと飛ばしてみます。
コンピュータを使っていると、大抵の人はハードディスクが壊れて、データを失う。という経験をしているかと思います。もちろんよっぽど用心している人は別です。
自分もかつて、それを経験し、大切に集めていたテクスチャや一生懸命作ったデータが無くなり、しばらく呆然としました。
しかし、なくなったものは仕方がない。と、開き直ってみると、新たなものが見えてきます。
よりよいテクスチャや、よりよいデータが作れるようになっていました。過去のデータに拘り過ぎて束縛されていたようです。
幸か不幸かここ数年そういった事を経験していません。もっともいつそうなっても良い、という覚悟はいつでもしています。
必死になって集めるのも、全てが無くなってしまうのも、どちらも大事なのだと感じました。

 

うーん、話を飛ばしたら何を書こうとしていたか忘れました。
勝手にまとめてしまうと、この本では、ブラシの事が少し学べます。少しというのは、ZBrush自体が物凄いブラシの量と、パラメータを含んでいます。
さすがにそれらを解説も踏まえながら説明することは無理だと思います。しかし、個人的にはそれでも十分勉強になり、驚きを感じました。
それ以外だと、ちょっとパンチが弱いかな。という印象です。
他の本も買ってみようか。と思うのですが、何分高い。買うとしても来月かなぁ、、

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