雑記12 - 「光と物質のふしぎな理論」

本の紹介です。

 

物理学者、リチャード・ファインマンの書いた本です。

光子の振る舞いに付いて、理解が深まります。

 

古典力学では、光は出力装置から計測器までの最短距離を求めることで、経路を求めることが出来る。

という考えですが、量子電磁気学では、全ての経路を想定し、それらを足すことで経路を求める。

と、言うことかと思います。

 

それにより、古典力学よりも正確な近似値が得られる。

微分し、積分せよ。とはこの事なのでしょうか?

一見方法を複雑にしているだけのように思いますが、

古典力学では説明のできない、回折格子の説明が出来ることになります。

 

屈折も同じような理屈で、光は水の中では、遅くなる。

ということを前提に、水中の目的地に最短でたどり着くには、

目的地への直線距離ではなく、目的地から水面の最短距離と、直線距離との中ほどを通るのが最も速い。

ということになる。と、説明されております。図がないと分かりづらいですね。

 

自然現象の振る舞いは、一言でいうと「易きに付く」です。

人間においては、良くない事として使われます。

簡単な方を選ぶから、うまくいかないんだよ。と、

どうも矛盾しています。

 

自然界において、なぜ人間だけが努力することを求めるのでしょうか?

しかし、求めるということは、それが無い、とも言い換えることができます。

人それぞれ色々あり、量子電磁気学のように、その一つ一つを小さいベクトルとし、

全てを足すと、民族全体、人類全体のベクトルが近似で求まるのでしょうか?

そもそも、性質がちがうものか?言語が入ってくるので、解釈の違いでベクトルも求められそうにもありません。

 

ここまで来て疑問が出てきました。

そもそも光は目的地を想定して屈折しているのではないだろう?

うーん、読んで少したったから内容を忘れている部分があります。

ただ、ファインマンは光子が経路を検索しているとしか思えない、とも書いていました。

そして、これらの講義に、なぜそうなる?、という言葉は禁句だ、とも書いておりました。

自然がなぜそのように振舞うのかはわからない。それらの現象を分析することしかできない。

 

この本は、元々ファインマンが友人の奥さんにせがまれ、あなたのやっていることを専門知識が無い私に説明してくれ。

という注文に応えるために、行った講演をまとめた本です。

残念なことに講演する前にその方は亡くなられたそうですが。

 

なので、本としては、物理、数学の知識が無くても理解ができます。

ただ、狐につままれたような感じにもなるかも知れません。自分はそうなりました。

しかし、面白い。おすすめです。

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