雑記16 – 「サムシング・グレート」

キリスト教を軸に近代化ということを掘り下げてみようと思ったのですが、

間違い、とまでは言いませんがやはりもっと根深いもので、古代ギリシアから脈々とつながる物を感じます。

もう少しその辺の事を勉強してからまとめたいと思います。

 

それで、人間の知覚、という観点から新たに掘り下げてみようかと思います。

人間の知覚には、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚と、五系統の入力が備わっています。

それ以上の入力を主張する人もいますが、それはとりあえず置いておきます。

 

図にたとえるならば点という個人、である一つの脳を軸に五方向に線を伸ばして世界を知覚している。ということかと思います。

ここで何度か書きましたが、点と線の問題も今は置いておきます。

そして、人間が作る知覚機はその線の延長線上であって、そこから外れることはできないように思います。

ということは、人間がいくら発展しようと、その知覚の延長線上にあるものしか、知覚できない。ということでもあります。

 

恐らくそれがダークマターであり、ダークエネルギーなのだと思いますが、最近はそれらも検知しようと機械は発達しているそうです。

いつかニュースで見ましたが、人間がビックバンに遭遇したとして、それを知覚出来るのは全体の20%程だ。ということでした。

それ以外のものがダークマターであり、ダークエネルギーだそうです。

なんだか随分と大雑把な認識ですが、そういう事だそうです。いつか知覚出来る日が来るのでしょうか?

 

脳の生い立ちを説明する前に、生命の生い立ちを見たほうが良いようです。

といっても、どちらも誰も見たことが無いので、仮説に過ぎませんが。

 

水素、メタン、アンモニア等で作った原始スープと呼ばれるものに落雷を模した電気を加えることで、生命が出来るのでは?

と、考えた人がいました。

実際にやったところアミノ酸はできたそうですが、生命は誕生しなかったそうです。

 

とにかく現実には細胞が生まれました。

その細胞は一つの穴で捕食し、排泄し、出産をしたそうです。細胞だから分裂なのではないか?と思うのですが、そのように書かれておりました。

そして、偶然分裂し損なった個体が多細胞生物として進化を遂げていったそうです。

ダーウィンの進化論的に言えば、多細胞化していない方に選択圧、淘汰圧が掛かり、滅亡していった。と言ったところでしょうか。

 

その多細胞生物は不思議と役割分担を始め、捕食する穴と排泄する穴を分けたのだろう、と言われております。

必然的にプリミティブな形は空洞の筒になります。

現代でも医者によっっては、人間は筒でしかない。という人がいます。

消化器官というものは医学的には体の外だそうで、表皮に細菌が住んでいます。

人間は約60兆個の細胞で構成されているそうですが、その表皮に住む細菌は10倍にもなるそうです。

もはやどちらが主人なのか分かりません。

その細菌が体内に入ると拒絶反応を起こし、炎症が起こります。

 

そして、その筒状の生物は、捕食のためと被食のために外界を知覚するようになったようです。

食べられるものか否かを判断するために、嗅覚、味覚、触覚が発達し、食べられることを防ぐために聴覚、視覚が発達してゆきます。

それらは必然的に捕食のための穴、要するに口の周りに集まりました。

どうやら、そういった感覚器官、神経細胞が密集してできたコブのようなものが中枢神経の起源だそうです。

 

最もプリミティブな中枢神経は、脳幹でインプットに対するアウトプット、熱い鍋を持ったときに手を離すような仕組みで、

反射と呼ばれました。

そして、大脳辺縁系が形成され、本能と呼ばれるものができたようです。

最後に大脳新皮質、理性を持つものができ、考え始めてしまったようです。

 

基本的に脳の大きさは、その生命体の表面積に比例するそうです。

なので、鯨や象の脳みそが大きいのは当たり前、ということです。

皮膚の神経細胞は生命が産み落とされる前に沢山生産されるそうです。

それが産み落とされる前に必要ないもの、間を補えるものを識別し、死んでゆくそうです。

このあたり、養老さんがどこかで書いていたように思います。

 

個体の生命の誕生において、すでに選択圧が掛かり、淘汰されています。

人間を始め、一部の生物は脳と表面積の比率が他のものと合いません。

恐らく、皮膚ではなく脳細胞がお互いを識別し、淘汰が他より起こらなかったので脳が大きくなったのではないか?という話でした。

 

人間の染色体に含まれる情報、俗にヒトゲノムと呼ばれますが、そのもの全体は膨大な情報量になるそうですが、

DNAという単位で見ると、人間の情報は少ないそうです。植物などのより原始的な生物の方が情報量が多いそうで、

これはDNAに情報を頼るか、脳に情報を頼るか、という事につながるのかと思います。

 

関係はありませんが、人間が代々受け継ぐ情報をミーム、と呼んだ人がいます。

勝手に付けた名前だと思いますが、DNAかミームか、ということなのかと思います。

 

実はずっと気に掛かっている言葉があります。

「遺伝子のものは遺伝子に、脳のものは脳に」という言葉で、以前紹介したキリストの言葉を変えたものです。

そして、それを言ったのは養老さんです。何度も出してすみません。

この本にあります。

 

 

とても面白い本でした。

少し前の本で、今では有名な茂木健一郎さんと竹内薫さんが駆け出しの頃に、村上和雄さんと養老さんとで行った対談です。

それぞれ色々なものを持っている方々なので、面白いのですが、その中でも養老さんはぶっ飛んでました。

 

長くなったので、今回はこの辺にしておきます。

 

そういえば、Unityがバージョンアップされておりました。

随分と機能が追加されております、値段も上がって1500ドルです。

もちろん無料でも使えるので、興味のある方は是非。

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