雑記19 – 「いちばん大事なこと」

日本について書く前に補足と対比を持ち出そうかと思います。

まずは補足です。

 

 

養老さんの本です。

家に転がっているのを発見しました。随分前に読んだ記憶があります。

丁度読むものが無かったので、久しぶりに読んでみました。

 

以前書いた花見酒、という小話のことが書かれておりました。

すっかり忘れていました。

どうも自分はここから取ってきたようですが、勝手な解釈も入れています。

大体言っていることは同じです。

どこかで経済学者の人が、同じ話を違う視点で解説しており、

それは違うだろう。というつもりで書いていましたが、元は養老さんでした。

 

まぁ、それはともかく、

この本では脳と体の対比、人工と自然の対比からさらに進んで、

遺伝子と細胞を対比しています。

情報とシステムです。

 

情報だけ抽出して分かった気になってもシステムの全体像が分からないのだから、分からないのと同じことだ、ということです。

分子生物学が進み、遺伝子病の原因となるものが随分解明されました。しかし治療には一向に役立ちません。

 

生まれつき免疫系に重大な障害があり、無菌室でしか生きる事ができない人がいます。

バブルボーイと呼ばれる彼らに対し、遺伝子治療を施しました。DNAの足りないものをDNAを書き換えた古典的ウィルスを使い

骨髄に注入することで体内で生産させよう、というものでした。

治療は見事に成功したかに見えたそうですが、白血病になったそうです。

少しましになった、と言った感じでしょうか?

 

そして、本の中で養老さんが言う部分は、日本の独自性とも言える部分です。

とても危険なニュアンスですが、決して日本人は優れている、と言ったたぐいのものではありません。

 

世界中でも虫の声を左脳で聞くのは日本人だけだそうです。

他の国の人達は右脳で聞くことで、その音を雑音として認識します。

どうやら同じ漢字でも複数の読み方をしているところに原因があるそうです。

そうやって使いにくい(?)、使うのが難しい言語を日常で使っている分、日本人は脳を使う範囲が広い。

これもまた、危険なものです。広いから良い、ということはありません。

そういった一義的な定義を求める、これもバカの壁だと思います。

 

世の中にはなんやら良く解らんけったいなものが沢山ある。

それに対しての西洋的、近代的な対応の仕方というものはCGで言うところのポイントライトに相当するように思います。

レイトレースのポイントライトは一点から照射され、下に落ちる影はきっぱりと落ち、見るからに不自然です。

 

日本人はそれを素直に受け入れる、あるいは諦める。という対処をしてきたのではないでしょうか?

そこがなくなりつつあることに、養老さんは危惧をいだいているのだと思います。

 

では、なぜ日本人がそうなったのか、色々と考えた人たちがいます。

その中に風土、という観点から研究した人の本を読みました。

西洋文明が育ったヨーロッパという土地は気候が安定していて、湿度も少ないので、種を蒔けば作物が育つそうです。

日本では畝を作って湿度対策をしたり、害虫対策なども必要になります。

外国の人が日本に来て驚くのは、生物の多さだそうです。虫が沢山います。

 

その過酷で豊かな自然と付き合うには、受け入れるか諦めるしかありません。

先日ニュースで読みましたが、日本の近海は世界の産みの1%程だそうですが、生物の種類は14%以上だそうです。

陸地だけかと思ったら、海も多様性を誇っています。ダントツ1位だそうです。

 

日本の気候は熱帯モンスーン気候で、太平洋から吹き付けられる湿気を大量に含んだ風が山脈に当たり、豊かな雨を降らせます。

海は海流が複雑に入り組み、そこでも生物の多様性を生み出します。

こういったシステムは局部を取り出して情報化しても、殆ど意味を成さないのだと思います。

 

どの話も中途半端になりましたが、今回はこの辺で。

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