雑記97 - 化学物質と電気信号

以前脳というものはケミカルマシンか電子回路か、という話を書きました。
それは機能的な話であり、そこで行われていることは化学物質による化学反応と、電気信号の交換である。
ということが出来るかと思います。
それをさらに言い方を変えると、物質と情報、モノとコト、と言い換えることが出来るかと思います。

 

以前そんな事も書いたように思います。
脳内で行われているその現象は、現在社会においても割かし普通に行われているようです。
経済学では、商品ではなく、それを含めたサービス、と言う考え方が一般的かと思います。
物が事になります。

 

それを踏まえて考えると、面白いことがあります。
以前養老孟司さんの言葉で、神経系が免疫系に作用する。ということを書いたかと思います。
要するに、病は気から。と言う事です。
それをもっと簡単に説明できる。
化学反応が起きている。

 

どういった経路かに関わらず、脳内で発生した電気信号なりが体に伝わり、
それが化学反応を促し、体内を循環し、更なる化学反応を促す。それだけだ。

 

そして、それと合わせて考えると面白いことが、物理学でいわれる、エントロピーの増大則だとおもいます。
物を使うと減るのか増えるのか。
物理学的に言ってしまえば、エントロピーの増大則により、使えば物は減る。
しかし、我々の体は鍛えるほどに強くなる。筋肉量が増えてゆく。矛盾している。
だからネゲントロピーやエンテレヒーという考え方を導入してそれを補おうとしたのだと思います。

 

化学物質同士が触媒となり、新たな化学物質を生成し、それが元の化学物質を生成する。
自らの尻尾を噛む蛇のような構造が出来上がる。それが生命の本質的な部分にあるように思います。

 

では、思えばなんでも出来るのか。それの答えは誰でも知っている。物には限度がある。
だから精神力だけでは戦闘機は飛ばせなかったのだし、竹槍ではエノラ・ゲイは落とせなかった。

 

何が体に良くて、何が体に悪いのか、元々生命は外界の化学物質を検出することであらかじめ危険を予測し、
進化をしてきたようです。だから嗅覚と味覚は脳の古い部分に属している。
我々の感覚器はある程度に優れているが、ある程度に劣ってもいる。だから香りに騙される。
今の時代に匂いを嗅いで食べられるものか判断する人はいない。
視覚に頼り、印刷されている賞味期限を参照する。有害なものでも化学物質をまぶしておけば大丈夫だ。
ということになるかと思います。

 

ちょっと話がずれました。
以前読んだ、生物学者の方が書かれた本を思い出しました。
その方は白人で、友人の同じく白人ではあるが、拳法の達人に方がいるようです。
そして、その友人は定期的にコップいっぱいの石油を飲むそうです。
飲んだ後に、いつもどおり訓練に明け暮れる。
なぜ飲むのか、と聞いたそうですが、確か、これも修行のうちで、自分の強さを確認する。とかそんな感じだったかと思います。
その本を書いた人は、自分でも間違えて、石油を一口飲んでしまったそうです。
3日間起きることが出来ず、1週間体調が戻らなかったそうです。
そして、生物学者らしい理由付けとして、鳥にはしばしば自然界にそぐわない、派手な鳥が存在ることと結びつけていました。
捕食されやすい色を身にまとうことで、自身の強さをアピールしている。
そして、人間の行動としては、タバコに当てはめていました。
更に面白いことに、古代マヤ文明では、王は儀式的な浣腸を受ける事があったそうです。
その浣腸は様々な薬物が入っており、現代においては麻薬、と解釈されるものだったとされています。
直腸からの注入により、体内に効率良くそれが行き渡る。自身の強さを見せるためのものであったのだろう。と結論づけていました。

 

最近テレビでは、体にいいものがよく特集されます。
そして、取り上げられたそれらが店頭から消える。
科学的にも医学的にも歴史的にも全く根拠がないにも関わらず、毎度大変だなぁ、と感心するばかりですが、
それで気が済むのであれば、それも効用がる。効くと思って服用していればある程度は効くでしょう。
ただ、やはり物には限度がある。でもやってみなければ分からない。
統計的な有意性と入っても、その中にあなたが入っているとは限らない。
空気中には水の分子が激しく飛び交っていることだと思いますが、ある程度のまとまりにならない限り、雲とは認識できない。

 

鰯の頭も信心から。全くそのとおり。

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