雑記21
日を空けると何を書こうとしていたのか忘れます。
アメリカが推し進める新自由主義と言うものをもう少し見てゆきたいと思います。
市場原理と自由選択という二本柱に支えられたその思想が、現代のアメリカの抱える問題である。
前回紹介した本を要約するとこのような形になるかと思います。
そして、日本では小泉内閣当時、それを模倣する形で推し進め、現代の社会的な問題を助長したように思います。
全てを合理化という一つの尺度で測る危うさ、とでも言いましょうか、そんな気がしてしまいます。
戦後日本は復興の旗印の元、官民一体、家庭を顧みずに働きどおし、
世界的な自由貿易の煽りを受けて、奇跡的な復興を遂げ、高度経済成長、バブル崩壊と進んできなのは周知の通りかと思います。
少し前には生涯収入、という言葉が流行り、サラリーマンが一生で稼ぐ金額から浪人した年月や留年した年月を引いて、
それらはこれだけ損をする。などと言っておりましたが、あれは一体なんだったのでしょうか?
この世に生を受けてから、棺桶に入るまでを猛ダッシュで競争しているかのようです。
どうやらそれが合理的なようです。
年間自殺者3万人やら小学生のうつ病やら、50代60代の男性の孤独死やら、現代が抱える問題の起点がそこにあるように思います。
日本が占領された当時マッカーサーが、日本人の成人男子はアメリカ人の12歳程度の精神年齢だ。と言ったそうですが、
それも一つの尺度で測ったものかと思います。
日本は先進国では珍しく、原理主義を持たない多神教の国です。
このあたり、他の類似を探すと古代ギリシア、ローマが出てきます。
古代ローマ帝国に至っては、寛大と融合をスローガンに征服した土地の神を自らの宗教に加えてゆきました。
寛大とは防衛上の理由がない場合は出兵を控えていました。そしてもうひとつのスローガンである、分割して統治せよ。
の言葉通り、無理して制圧するよりも土俗の分裂した民族を統合させずに治めることで、牽制させ合い無駄な兵力を使わない。ということです。
どうにもその時のローマの精神というものを想像すると、神というものに対してご利益という形で求めていたように思います。
一神教の神であれば、それこそが真であり、ご利益などと失礼なことを言っていたら怒られます。
このあたり、日本に通ずるものがあるように思います。
神社でお参りし、お寺で葬式をします。神道と仏教です。
そんなふらふらしている人達を見たら12歳程度、と言われるのも納得がゆきます。
しかし、現世利益を求めるその姿こそが人間らしい。と感じてしまいます。
死んだあとの事など誰も知りようがありません。
それで良いじゃないか。と思うのですが、ダメなようです。
どうにも最近CGの記事が少ないです。すみません。
modo501、楽しみなのですがボリュームからして3万円くらいのアップグレード料金にならないでしょうか?
ピクサーのSDS技術を使っているので、顔を立てるためにもやはり5万円は堅いのでしょうか?
この調子だとひょっこり出ていそうです。
コメントする
トラックバックする
トラックバック用URL: