雑記25

さて、相変わらずCGの話ではありません。

 

自分の属するゲーム業界を切り口に仕事と大人、という事を考えてみます。

属しているとは言え、業界全体に比べれば自分の知っている範囲はかなり限られてはいますが、

他の会社とやりとりもするので、一つの会社ということではありません。

 

どうも、どの会社を見ても思うのですが、最近はリーダー職というものは責任を押し付けられるだけの機関になったように思います。

昔からそういった中間管理職は板挟みになり、とても大変なものだと思うのですが、社会的には通過儀礼的なもので、

その道を通ってようやく大人、と認められていたように思います。

 

現代の日本では、他の業種なども見ても思うのですが、その職自体が時限爆弾のような存在になり、

自分のところに飛んできたら、爆発しないうちに他に投げ渡すものとしての認識が多いように感じます。

 

学校の先生では、そういった責任職を辞退する人が増えている。という記事を見ました。

書かれていたことは、現場でもっとやりたいのに、現場を離れようとする先生が少なくなった。と書かれていましたが、

うそ、とまでは言わないまでも、どうもそれは建前ではないか、と勘ぐってしまいます。

 

現代では何か問題が起こると、すぐに責任問題に発展します。

そして、究極的には責任者の首を切って一件落着として事態を片付けます。

どうも何の解決にもなっていないような気がしてなりません。

 

以前書いたように思いますが、日本人は根性でゲームを作ります。

アメリカ人は電話帳くらいの厚さの仕様書を作成してからゲームを作り始め、途中でそのゲームがクソゲーと分かっても

そのまま仕様書通りに作って、後で反省点などをまとめるそうです。

どうもそういった蓄積が今になって差を生み出しているように思います。

アリとキリギリスでしょうか?普通であれば日本人がアリとされるところですが、逆転しています。

 

ちょっと話がそれました。

日本人が根性でゲームを作ることは悪いことではないと思います。

現にゲームの黄金時代は日本が作ったものだと思いますし、その時代のゲームはとても夢がありました。

かく言う自分もそれを夢見てこの業界に入りました。

 

同じ釜の飯を食う、という言葉がありますが、どうもそういった意識は今っぽくないようです。

カンパニーという言葉も同じような意味合いがあるそうです。

 

以前人間の生得的な表情を研究している人の論文を読みましたが、

細かい場所は忘れましたが、太平洋に浮かぶ島に住む首狩り族と言われる人たちと二週間過ごした記録を読みました。

二週間を共に過ごし、最後に冗談めかしく、自分の首は取らないのか?と聞いたそうですが、その答えは、

お前がここにやってきたときに、我々は共に飯を食った。共に食事をしたものは家族だ。いくらその首が魅力的であろうと家族の首は取れない。

と、真顔で言われたそうです。

そういえば、家族の起源を求めた人の本も思い出しました。

ニホンザルではオスがメスに餌を与えて、性交をする場面があったそうです。

その後その関係は続いたそうですが、そのうちにオスは餌を分けるだけで体を求めなくなっていったそうです。

なんだか私小説的な匂いがしてしまいます。

チンパンジーだったかと思いますが、他者から餌を奪っていいのは身分の低いものに限られているそうで、

身分の高いものがそれをすると、ひどい反撃に会い成功しないそうです。

 

また話がそれました。

その本では、最終的に食事の分け与えが家族の結びつきに大きな影響をもたらす、と書いてあったかと思います。

だから親類ではない異性が二人で食事をすることはその後の発展につながりやすく、同性であっても絆が深まる、とあったように思います。

そして、最後に父性について言及していました。

同じ霊長類といえども色々あり、父系家族を構成するものもいれば、母系家族を構成するものもいます。

人間に一番近いゴリラやチンパンジーが父系家族であることを考えると、人間も父系家族だとしていますが、

面白いことにゴリラは自分の子供でないものが群れにいると殺すこともありますが、自分の子供と共に育てることもあるそうで、

そういった流れが人間ではさらに強化され、生物学的な父親というものから社会学的な父親というものを定めるようになり、

それの究極的なものが神なのではないか、という結論に達していました。

進化の過程で、社会学的な父を定めたほうが全体として安定する。忘れてしまったのでちょっと漠然としていますが、そんな感じだったかと思います。

それが責任者であり、大人の務め、というと硬くなりますがそういったものなのではないかと思ってしまいます。

もっとも、こういった話をすると煙たがられます。

 

ちなみにニホンザルは母系家族だそうです。

なので、我々とは若干遠いいのですが共通点が沢山あります。

オスはボス猿であろうとも3年から5年くらいで他の群れに移るそうですが、他の群れに移ると前の群れでの経歴は無視され、一番下のランクから始まり

その後実力次第で上に上がってゆくそうです。日本の芸能界のようです。

なので、ボスはオスですが群れの主体はメスが作ります。

そのメスの群れは血縁でランク付けされているそうで、その血縁以外にはあからさまな差別が存在するそうです。

群れが大きくなりすぎると血縁同士でも争うようになり、やがて分裂するそうです。江戸時代の大奥のようです。

 

日本で消滅仕掛けている村社会、しぶとく残る村社会。

それらをうまい具合に融合させたらすごい国になるだろうなぁ、などと夢想してしまいます。

政策という小手先のものでは変えられないんじゃないかぁ、と思う一方革命による変更は長い目で見るとその国に対してマイナスの要素が大きすぎる。と思います。

 

そういえば、2013年にミニ氷河期が来るかも知れない、という記事を読みました。

近年では3世紀から8世紀頃までヨーロッパはミニ氷河期でした。ローマ帝国が滅亡した原因の一つでもあるかと思います。

真夏に雪が降ったりしたそうです。

現在温暖化だから丁度良い具合になるのでしょうか?

じゃあ、大丈夫じゃん。という考えが生まれそうです。

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